【新唐人日本2011年5月3日付ニュース】中国では今、野菜の価格が生産地で暴落している一方、庶民は安い野菜を食べられません。先進国の2倍ともいわれる高い物流コストが原因です。
中国の物流コストは先進国の2倍近くだと言われます。湖北省の野菜生産者、梁さんも、今野菜の価格が高いのは物流コストのためだと言います。
湖北省 梁さん:「キャベツは500g 0.06元、去年は0.6元でした。一部は処分しました、キャベツ 大根 レタスが暴落するのに輸送費など、物流コストが高いのです」
当局によると、4月26日の野菜の平均価格は1キロ当たり2.9元。4月初めよりさらに23種類も下がり、下げ幅は22.3%に達しました。
山東省済南市の農民、劉さんによると産地では0.1元の中国セロリが、市場の小売価格だと0.5元に跳ね上がるそうです。
山東省済南市・農民 劉さん:「0.1元では買う人がいません。値崩れがまだ続き、昨年は1元弱だったのが、今 市場価格は0.5元です。仕方なく処理していますが、処理費用も500~600元かかります。
山東省・農民 楊さん:「野菜が安いのはおかしい、コストがかかるのに農民は苦しいです。卸しに支配され、天災でも補助がありません」
当局の資料によると、物流コストには運送費、保管費、管理費が含まれます。この3つの費用はそれぞれ13.6%、24.2%、20.8%上昇。ガソリンの値上がりが、物流コストを押し上げている主な原因です。
新唐人テレビがお伝えしました。
(中国語)